FP3
FP3級は独学と講座どっち?学科・実技の範囲と最短ルート
FP3級は、金融・保険・税金・不動産を横断的に学ぶ入門資格です。範囲は広いものの、1つひとつの深さは抑えられており、独学でも取りやすい資格とされています。ただし学科と実技の両方に合格する必要があり、実技でつまずく人が少なくありません。
結論:独学で足りる人、講座が向く人
独学で足りるのは、テキストの計算問題を自分で解き、わからない用語を調べられる人です。FP3級はテキストと過去問だけで合格ラインに届く範囲ですが、実技の計算と法改正の追跡が負担になります。
「用語が多くて読み進まない」「計算問題で止まる」なら、動画と演習がセットになったオンライン講座のほうが結果的に安く済みます。
FP3級の基本情報
| 実施団体 | 日本FP協会/金融財政事情研究会(きんざい) |
|---|---|
| 試験構成 | 学科60問(○×30問・三答択一30問)+実技20問 |
| 試験時間 | 学科90分・実技60分(団体により異なる場合あり) |
| 合格基準 | 学科・実技それぞれ6割前後。両方の合格が必要 |
| 合格率 | 学科・実技ともに40〜50%台で推移することが多い |
| 勉強時間 | 50〜100時間が目安 |
出題範囲は、ライフプランニング、リスク管理(保険)、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6分野です。学科は知識問題、実技は事例形式で、計算や制度の当てはめが問われます。
独学の壁は「実技」と「法改正」
1. 実技は「知識」ではなく「処理」
学科は用語を知っていれば解けますが、実技は「与えられた条件で、どの制度を使い、いくら引かれるか」を処理する問題です。テキストを読んだだけでは手が動かず、ここで差がつきます。
2. 税制・制度は毎年変わる
FPは税金と社会保険の制度を扱うため、法改正の影響を強く受けます。古いテキストで学習すると、正しい知識が不正解になります。テキストは最新版を選び、改正点のまとめがあるかを確認してください。
3. 用語の多さで挫折しやすい
保険、年金、税金、投資。それぞれに専用の用語があり、初めて触れると「読んでも頭に入らない」状態になりがちです。動画で全体像をつかんでから用語に入ると、負担が減ります。
講座を使うなら
FP3級は、大きく2つの選び方があります。
月額制で安く済ませる:オンスク.JP
月額1,628円(有料プラン)で、FP3級を含む60講座以上のコンテンツが使えます。TACのノウハウを反映した講義動画と問題演習があり、スマホ・PCに対応しています。短期集中で1〜2ヶ月だけ使う使い方なら、費用を抑えられます。
教材と演習をまとめて使う:フォーサイト
フルカラーテキストと講義動画、eラーニングの演習を組み合わせたスタイルです。FP3級からFP2級へステップアップする前提なら、同じ教材体系で続けられる点が利点です。
3ヶ月プラン
| 期間 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 講義動画かテキストで6分野を通す。用語カードを作る | 25時間 |
| 2ヶ月目 | 分野別の過去問。計算問題は手を動かして解く | 30時間 |
| 3ヶ月目 | 実技の事例問題を中心に。模試2回+間違い直し | 25時間 |
合計80時間が目安です。平日30分+休日3時間で、ちょうど3ヶ月に収まります。実技の配分を全体の4割以上にするのがポイントです。学科だけ勉強して実技で落ちるのが、一番よくある失敗です。
日本FP協会ときんざいでは、実技試験の内容が異なります。申し込む団体を決めたら、その団体の過去問を入手してください。テキストが共通でも、実技の形式は別物です。
よくある質問
可能です。範囲は広いものの難易度は入門レベルで、テキストと過去問で合格ラインに届きます。ただし実技の計算問題は、手を動かして練習する必要があります。
同日に両方を受けるのが一般的です。学科だけ合格した場合、実技だけを再受験できる制度がありますが、詳細は実施団体の案内で確認してください。
金融・保険・不動産の職種では、基礎知識の証明になります。ただし実務経験の代わりにはなりません。転職では、職務経歴とセットで説明できるかが重要です。
FP2級はFP3級の内容を前提にしています。未学習の場合は、3級の範囲を一通り押さえてから2級に進むほうが、結果的に早いことが多いです。